石油掘削の旅~インドネシア~


前回に引き続き掘削開始を控えた現場の視察と機械設備などの購入の為インドネシアはボジョネゴロ・CEPUへ行って参りました。今回は購入を検討されている方の御希望で、インドネシアの銀行口座を開設しその口座で売り上げを受け取りたいとのことでしたので、テストで口座開設も兼ねての旅です。

まずは口座開設の為バリ島へ!インドネシア国営の最古の銀行であるBNI銀行にて口座開設です。

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インドネシア・ルピアのレートが1円=114ルピア近辺でしたが、ルピアの最高紙幣が10万ルピア紙幣でこちらは日本円で約880円程度の価値しかありません。日本で言うと最高紙幣が1000円札で5万円の物を買うには千円札で支払いしないといけないのと同じです。ちょっと両替しただけで大量の紙幣が返ってきます。持ち運ぶのに大変です。。。IMG_0378 (2)

試しに出来たカードでショッピングしてみましたが無事使用できました!IMG_0381 (3)

無事口座も開設でき1日のんびりしました。神々しいオーラを放つ猿とご対面IMG_0398 (2)

巨大チェスで戯れる

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バリ島で色々お世話してくれた『まっちゃん』IMG_0412 (2)IMG_0409 (2)

そしてイザ!スラバヤ~ボジョネゴロへ!前回来た時により完成に近付いているエクソンモービル自費の私道!がお出迎え!

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それから前回の教訓からベストコンディションで臨みました!IMG_0394 (2)

左からウェットティシュ、ポケットティシュそして今回の目玉!ジップロック!何にしようするのかと言いますと、お大○をした際に流すところが無い場合、ジップロックにて密閉保存し、移動車内で迷惑かける事無くホテルへと戻り処分する為です!最強ボジョネゴロ3種の神器と認定します。もし渡航される場合は、3種の神器の持参を強くお勧め致します!

今回の視察油田

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採れた油を3層に分けて濾過し、不純物を取り除いています。IMG_0439 (2)

ミーティング風景

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新しい採掘機の購入会議!BNI銀行CEPU支店のミーティングルームにてIMG_0447 (2)

プルタミナの今後の開発予定地区のリストを確認しながら買収地区を選別IMG_0442 (2)

スラバヤのシェラトンの部屋から~急ピッチで開発が進行中!チャンスは無限だ!IMG_0413 (2)

ボジョネゴロからの帰り道に子供達のパレードに遭遇!IMG_0452 (2)IMG_0450 (2)IMG_0462 (2)IMG_0456 (2)IMG_0450 (2)IMG_0458 (2)

200円のサンダル!中々履き心地いい(笑)IMG_0440 (2)

スラバヤ最後の夜はカラオケへ(笑)何故かトイレにベットが(笑)IMG_0475 (2)

次回投稿時には、新規採掘した油田の大爆発現場をお伝えできる事と思います!

ボジョネゴロCEPU油田探鉱・採掘の旅


今回はインドネシアの中でも特に大きな陸上油田地帯があるボジョネゴロ県へ行って参りました。今回の視察・探鉱・採掘により更なる可能性を感じた次第です。これから小規模油田への投資を考えておられる方々にとって参考となるよう記事にしてみます。

まず大きく声を大にして申し上げたいのが、『トイレットペーパーは持参すべし』。

これにはじまりこれに尽きると思います。現に弊社スタッフも私を含めて最後まで悩まされました。

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お写真の様に紙はありません。お水で洗い流して下さいませ。
いきなり下品な話で申し訳ありません。しかし、視察・購入をご検討の方々にとって最重要情報の一つでありますし、文末に書くと見てない方もいると思いあえて冒頭一番に記載させて頂きました。それでは実際に油田の旅に出発!

まず場所ですが、インドネシアのジャワ島東部のインドネシア第二の都市であるスラバヤから車でひたすら突き進みます。

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スラバヤ空港出るとそこはもうイスラムな雰囲気プンプンです。photo2 (10)

スラバヤ空港から陸路なのですが、我々が到着したのは21時近くでしたので、スラバヤ空港から車で30分程度のホテルで明日に備えました。インドネシアの幸子がお出迎えです(笑)photo4 (2)

翌朝9時現地ガイドとも合流しイザボジョネゴロ県へ!ボジョネゴロまでは車で4時間半前後です。さすが300万人都市!(昼間人口は900万人!!!)車、バイクの数が尋常ではありません。

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そしてようやく4時間かかってボジョネゴロ県の入口へ!photo2 (8)

ここから目的地のCEPU地区までは更に1時間かかります!先に腹ごしらえ!photo4 (7)

また至る所にプルタミナ(インドネシア国営の石油会社)のガソリンスタンドがあります。日本の場合、eneosさんが圧倒的とはいえ他社のスタンドも1~3割は見かける事と思いますが、インドネシアはプルタミナ一色!今回我々が取得する鉱区でとれたOILも当然プルタミナにて買い取ってもらいますので、夢を膨らませながら眺めてました。photo1 (9)photo6 (3)photo5 (6)

もうすぐCEPU到着という間際道中とんでもないものが!!photo4 (3)

なんとこれエクソンモービルが取れた石油を運搬するのに線路を渡らなければならず面倒だという事で、自前でループ橋を作っているとのこと!流石年商48兆円のOILメジャー!やる事が違いますね(笑)

そしてやっとのことでCEPU地区へ到着!ここまで車で約5時間です!photo3 (8)

CEPU地区はそうそうたるOILメジャー(国際石油資本)が進出しています。ここでスーパーOILメジャーについて少し説明をします。かつてセブンシスターズと呼ばれ世界は石油企業中心に回っていると言われた時代もありました。現在でもその売上規模や影響力は大きく衰えた訳ではありませんが、業界再編が進み一般的にはスーパーメジャーと言われる企業は4社と言われています。ここでスーパーメジャー+2社で上位6社の売上を見て見ましょう。

1 エクソンモービル(売上高47兆円)
2 ロイヤル・ダッチ・シェル(売上高45兆円)
3 BP(売上高36兆円)
4 シェブロン(売上高22兆円)
5 トタール(売上高18兆円)
6 コノコフィリップス(売上高18兆円)

なんと上位6社で186兆円の売り上げです。やはり穀物・石油・銀行は化け物ですね。。ですがやはり石油は群を抜いてます。私達は以下にこれら巨大石油企業に立ち向かうのか?ではなくこれら企業が目を向けない極小(笑)油田を発見・採掘出来るか?ですね。

話が脱線しましたが、上記1位のエクソンモービルの油田もCEPUにあります!また下の写真はシェブロン社、インドネシア国営企業のプルタミナの鉱区の採掘場です。

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大手油田の散策も終了し、いよいよ我々のお目当ての鉱区に足を運びます。

道中も延々とプルタミナのパイプラインが線路に沿って走ってます。photo4 (6)

いよいよ弱小油田が登場してきました!

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弱小と言ってもこれで日当たり日本円で25万円分程度は出てるので丁度良い物件ではないでしょうか???

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これで日当たり10万ぐらい!

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あたりも暗くなってきたので明日に持ち越してホテルへ退散!明朝5時から再調査スタート!早朝から早速お目当ての所へ!ここまでCEPUから2時間!photo1 (11)

近づくにつれ沢山石油を積んだトラックが!

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今回の買収エリア!

凄い噴射してます!掘り当てて1週間です!photo4 (8)

水たまりにオイルが・・・photo6 (4)photo7 (2)

採掘間もないのでまだまだ原始的ですがこれでも日量50万円分はでてます(笑)

その他当日採掘できたばかりの油田へ!

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作業員が30名以上います!それからこれから掘り出す鉱区へ!photo5 (5)photo4 (5)photo6 (2)

以上が、油田探索記になります。最後まで見て頂いて有難うございました。弊社はジャンクボンドの帝王マイケル・ミルケンならぬ、ジャンク油田の帝王目指し今後とも皆様に生の情報をおとどけ致します。油田投資・運営に興味がありましたら是非弊社にお問合わせ下さい!photo1 (6)

 

 

インドネシア油田情報及びアメリカ油田新着情報


インドネシア、カリマンタン島の油田現地写真が届きました。76205_107279352760509_1785302294_n-389 (2)

このように手作業で掘削しています。

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そしてくみ上げ用のやぐらを構築しているのがこれ。404058_107297072758737_472809658_n-146 (2)

作業員の方の笑顔もいい感じです。

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採掘したオイルの備蓄はこちらで。

いよいよ今回初の試みとなる一口油田事業。これまで数えきれないほど多くのお問合わせを頂いて参りましたが、ローンが効かない事からほとんどの方々が購入断念されてきた経緯がございます。その方々の夢を実現する為にも、私達はやっとたどり着きました。勿論、私達自身もインドネシア初進出ですので、何があるかわかりません。色々と想定外のトラブルが発生するかもしれません。紆余曲折する事も十二分にあります。

しかしながら、弊社にお問合わせ頂いているお客様は既に色々な投資を経験・検討をされてきた方々であり、リスクを取らずに大きなリターンがない事など十二分にご理解されていらっしゃる方々であると思っております。原油価格も変動致します。換金の際に為替相場も関係してきます。政府方針で法人税の変化もあるかもしれません。

その様なリスクを受け入れて、末永く油田採掘事業に乗り出そうと一歩踏み出す方々に対して、最高のサポートご提供する事はお約束させて頂きます。そしてその様な現状だからこそ、夢があり一般の方々では一生味わう事が出来ない御経験をされるのだと思っています。

貴方様の油田採掘にかける思いを私共にぶつけて下さい。

また下記は、アメリカでの新着案件情報です。

1.小規模収益油田権利:
油田所在地:アメリカ・ケンタッキー州
産油量:平均日産20バレル
年間粗利:1バレルあたり$80計算で$350,000(ちなにみ、今は原油価格$104です。)
経費内容:メンテ、原油販売税、原油買取業者手数料
購入にあたって:30%~50%権利購入可能。1%権利につき$20,000。したがって、売主が希望する油田総資産価値$1,500,000
購入例:30%購入で$600,000
予測利回り:12%~30%
備考:油田所在地最寄り郡役場にて所有登記をおこなう為、ファンドや特別目的会社の持ち分と異なり、登記を行う鉱業権・採掘権所有権取得です。
2.要オーバーホール小規模収益油田権利:
油田所在地:アメリカ・ケンタッキー州
現毎月粗利益:$4,500

経費内容:メンテ、原油販売税、原油買取業者手数料

購入にあたって:権利80%購入(土地所有権0、鉱物・採掘権80%。土地所有者に20%ローヤルティ―を支払います。
希望販売価格:$400,000(オーバーホール経費を含む)
オーバーホール後の目標月額粗利益:$9,000
予測利回り:18%~36%
備考:油田所在地最寄り郡役場にて所有登記をおこなう為、ファンドや特別目的会社の持ち分と異なり、登記を行う鉱業権・採掘権所有権取得です。
3.新規小規模油田採掘
油田所在地:アメリカ・ケンタッキー州
目標産油量:平均日産8バレル
目標年間粗利:1バレルあたり$80計算で$138,000(ちなにみ、今は原油価格$104です。)
経費内容:鉱区取得費用・採掘・メンテ、原油販売税、原油買取業者手数料

希望販売額:$300,000

目標利回り:1%~69%
備考:油田所在地最寄り郡役場にて所有登記をおこなう為、ファンドや特別目的会社の持ち分と異なり、登記を行う鉱業権・採掘権所有権取得です。2本ぼり案件です。1本で少しでもでれば、年間1%くらいの利回りになります。リスク100%案件です。

ボルネオ島(カリマンタン島)の東カリマンタンの油田買収


久しぶりの執筆になります。
弊社はこの度インドネシア、ボルネオ島(カリマンタン島)の東カリマンタンのバリクパパン市近郊の油田を買収すべくデューディリ作業に入りました。

これまで、安全面や取引の円滑性を重視しアメリカ大陸での探鉱や開発をメインとしてきましたが、御蔭様でお問合わせ件数やお取引件数も増えてきた中で、『もっと小額で買える中古油田はありませんか?』や『アメリカ以外では物件ないのですか?』etc…ご要望も多く頂き、我々もその目をワールドワイドに向けておりました。そんな中、アメリカ大陸以外の物件では初となる物件と巡り合ったという次第であります。

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インドネシアで油田!?!?と思われる読者の方々も多いかと思いますが、インドネシアには数多くの油田がございます。地理の教科書にも、インドネシア スマトラ島の東部のメダン油田はインドネシアと日本が共同開発している。ミナス油田はインドネシア最大の油田である。低硫黄であるのが特徴で、日本にも輸出している。パレンバン油田も日本に原油輸出している。カリマンタン島東部にはタラカンとサマリンダ油田がある。http://www.teikokushoin.co.jp/journals/geography/pdf/201002gs/11_hsggbl2010_02gs_ggpf05.pdf#search=’%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E6%B2%B9%E7%94%B0%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97′

今回我々が検討しているのは、ボルネオ島の東カリマンタンのバリクパパン市近郊の油田です。バリクパパンはwikiにも以下の様に書かれています。

プルタミナ(インドネシア)、トタル(フランス)、シェブロン(米国)、シュルンベルジェ、ハリバートン(米国)などの多国籍企業がこの都市で商業活動を行っている。また政府の公共サービスがこの地域に労働者を引き付ける。これにはインドネシア銀行、財務部、スマヤン港、その他いくつかがある。
バリクパパン精油所はバリクパパン湾岸に位置し、2.5km2の広さがある。この地域の最も古い精油所であり、1922年に設立された。第二次世界大戦では連合国によって破壊され、1950年に再建された。精油所はバリクパパンIとバリクパパンIIの2つに分かれる。
バリクパパンIには2つの粗油精製所がありナフサ、灯油、ガソリン、軽油、その他残余物を生産する。また高真空装置があり、100トン(約98英トン)のパラフィン油蒸留液(POD)が生産され、ワックスの原料となる。ワックス自体にはいろいろな品質があり、国内と国外に販売される。
バリクパパンIIは1983年11月1日に開設。脱水素法と水素接触分解法による精油所があり、ガソリン、LPG、ナフサ、灯油、軽油を生産する。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%91%E3%83%B3

ワクワクドキドキのデューディリです。基本合意を経て月内に現地視察そしていよいよ買収という事になります。またかねてより多い合わせの多かった、小額でも買えないのか?というご要望にお応えできるようその様な企画も組めればと思っております。

詳細は月内に発表致しますので、ご興味あられる方はお問合わせ下さい。info@energyjapan.jp

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さあ!油田買いに行こうか!?!?!?!

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石油製品ができるまで


≪石油製品ができるまで≫

開発権の獲得から消費者に届くまで様々な国や企業が関わる

●原油からは、多岐にわたる石油製品がつくりだされる。

●特定の製品だけをつくることはできず、需要と供給の最高の適合性を求めることがむずかしい。

<石油製品のすべては連産品>

身近にある石油製品は、原油を精製する過程でつくられる連産品の数々です。たとえば、車に使用するガソリンも、原油を精製する過程でつくられる製品の一つですが、同時にいろいろな石油製品がつくりだされてきます。

現在は、最新の設備と技術で、限りなく販売の需要に見合う品質と量が製造されるよう、いろいろな対策が講じられていますが、残念ながら、特定の石油製品だけを精製することはできません。需要と供給の最高の適合性を求めるには、連産品産業であるがゆえのむずかしさがあります。

石油産業のしくみは少々複雑なので、我われが日常手にする石油製品はどのようにつくられているか、簡単な流れを示してみました。

【原油から石油製品になるまでの流れ】

開発権の獲得→原油の探鉱→(発見)→試掘→埋蔵量の評価→可採埋蔵量の確認→最適な原油開発計画→原油の生産活動→輸入国(各石油会社)への輸送→備蓄基地、各石油会社製油所で受け入れ→各石油会社で精製、製品化→国内製品基地へ転送→各地区販売拠点に輸送→小売店→消費者(または→需要家工場)

石油産業の活動範囲は、世界的な規模で、上記の各段階にそれぞれの国と企業が存在するメガ・マーケットとなっています。日本の石油産業も、各段階で、各石油会社が活動する広範囲な事業です。1リットルのガソリンも、こうした過程を経てつくりだされたものです。

原油からは、実に多岐にわたる石油製品がつくりだされます。

【バレル】もともとは英語の樽という意味。1バレルは約159リットル。原油の埋蔵量、生産量、精製量、原油単価等の単位を表す用語として、石油業界では、頻繁に使われる。

 

国際石油産業のしくみ


≪国際石油産業のしくみ≫

少数の国際石油資本や資源国が世界市場を動かす

●日本の石油産業は下流部門が中心。

●OPECと非OPECは話し合い路線へ。

<アップ・ストリームとダウン・ストリーム>

国際石油市場を語る際によく用いられる用語にアップ・ストリームとダウン・ストリームがあります。日本語では、開発権の獲得から、原油の探鉱、開発、生産までの事業範囲を上流部門、原油の輸送から、精製、石油製品の販売までを下流部門と呼んでいます。

石油会社は、基本的に上流部門だけの事業会社、下流部門だけの事業会社、上流部門から下流部門までの一貫操業会社と、3タイプに分かれます。日本では、業界最大規模を誇るJXグループが一貫操業系の会社であり、開発専門会社もグループ子会社に存在しますが、次項で説明する欧米メジャーのアップ・ストリームの規模とは比べ物になりません。

日本の石油産業は、敗戦国として海外進出がむずかしい時期が長かったので、下流部門が中心となっています。

<メジャーズとOPECと非OPEC>

米国で生まれた石油産業は、1870年代にその姿を整え、以来百数十年を経て現在の国際石油産業の姿となりました。この間、幾度となく転換期がありましたが、現在の構図は、国際大手石油会社(通称メジャーズ)、産油国(OPEC)、そして非OPECが、国際石油産業を動かす3大勢力となっています。

早くから資源開発を進めたメジャーズは、原油の探鉱から販売まで一貫した操業体制をしく、国際石油産業の代名詞でした。しかし、1960年のOPEC誕生により上流部門の支配力が弱まり、その勢力は後退します。

そして1974~83年の石油需要の激減により、徹底的な合理化を余儀なくされ、さらに1998年から2000年にかけてメジャーズ各社はM&A戦略に着手し、多国籍企業としての活力を回復させ、日本国内の下流部門にも進出しています。

OPEC(石油輸出国機構)は1960年に、メジャーズに対し自国の石油資源における主権を主張して設立されました。OPEC諸国による油田の国有化が進むと、原油の価格、供給の面から国際石油市場の構造は大きく変わりました。またOPECは近年、消費国の下流部門にも積極的に進出を進めており、メジャーズと並んで、上流、下流の一貫体制を確立しつつあります。東南アジアヘの進出も進行中で、日本でも、昭和シェル石油がサウジアラビアから、コスモ石油がUAEのアブダビ首長国から出資を受けています。

非OPECは、OPEC諸国の石油価格の高騰政策とメジャーズのOPEC離れを背景に、次第に開発力を高め、原油実勢価格の低下傾向をもたらす役割を果たしてきました。

とくに、南アメリカでの原油増産は、米国の原油調達を中近東から南米に変化させ、結果、中近東原油がアジアに向き、アジアの原油確保に寄与することになっています。

しかし中国の石油輸入国への転換、各国の不透明性等から、非OPEC諸国の原油生産能力は、頭打ちとなりました。また数年前から、両者の対話関係が生まれ、石油市場の価格動向も両者で話し合われています。

≪国際石油企業の動向≫

スーパーメジャー化した国際石油企業

●大型の企業合併・買収で世界地図が塗り変わった。

●スーパーメジャーもOPEC、非OPECを加えた3極体制の一角にすぎない。

<セブンシスターズ体制の崩壊>

海外の石油事情は、企業合併・買収(M&A)の視点をはずしては語れません。大型のM&Aが活発に行なわれた結果、1973年時点において自由世界の原油供給量の約65%を占めるなど主導的な立場にあったエクソン、モービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、ガルフ、ソーカル、BP、テキサコのセブンシスターズ体制は崩壊し、現在はエクソンモービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP、シェブロン、トタールのスーパーメジャーと呼ばれる体制に移っています。

海外における大手国際石油会社のM&Aの変遷を整理すると、大きく変化していることがわかるでしょう。

<世界石油市場は3極体制へ>

経済のグローバル化や市場支配をめざす世界的な大型合併の流れを背景に、海外の石油産業においても、メジャークラスの企業が積極的で戦略的なM&Aを行なわなければ生き残れないほど、厳しい競争時代に突入しています。20世紀初頭のスタンダードオイルによる独占の時代から100年、M&Aを繰り返して誕生したスーパーメジャーも、現在では世界の全原油生産量のうち10%を握るにすぎません。世界石油市場は、OPEC、非OPEC、スーパーメジャーによる3極体制に移行したのです。

メジャーの再編は各社の企業体質の強化に貢献したものの、膨大な資金が企業買収や油田の買収、天然ガスや燃料電池など次世代エネルギー開発に投資されたこともあり、新規油田開発が抑制されているのが現状です。

海外におけるこれらの大型石油会社のM&Aの影響は日本にも及び、わが国に12社あった元売は、現在5グループに再編されつつあります。

巨大化したスーパーメジャーといえども厳しい競争環境におかれており、石油資源枯渇問題、地球環境対策としての新燃料、代替エネルギーの開発と、人類の未来を切りひらくために、旧来の石油企業から新エネルギー総合企業への転換が求められています。

エナルギー問題に見る日本の皮算用とアメリカの思惑


アメリカは原則、自由貿易協定(FTA)締結国にしか液化天然ガス(LNG)輸出を許可していない。非FTA国にも輸出が認められた最初のケースとなったのが、シェニエール・エナジー社が持つ年間1600万トン分のLNGだ。現在2016年の輸出開始を目指して、ルイジアナ州サビーンパスに年間約400万トンの天然ガス液化設備4系統の建設を進めている。

11年後半、その分のLNG輸出枠が売りに出された。しかし、契約を結んだのは欧州、インド、韓国のガス会社だった。価格はアメリカの天然ガス市場価格で決まるため、液化費用、船賃を含めても10ドル程度。日本のLNG価格より7~8ドルも安い。「韓国よりも前に日本の企業と交渉はしていました。ただ、石油連動価格でしか天然ガスを購入したことがない日本企業は、天然ガス需給で価格が決まる売買契約に躊躇したのではないでしょうか」と、シェニエール社のアンドリュー・ウェアさんは指摘する。シェニエール社はサビーンパスに続いて17年にはテキサス州でも年1350万トンのLNGターミナルの稼働を目指している。

日本企業も手をこまぬいて見ているわけではない。12年7月、中部電力と大阪ガスは、テキサス州でLNG受け入れ施設を保有・運営するフリーポート社の子会社(以下、フリーポート社)と、天然ガスの液化加工契約を締結した。2社はアメリカで直接天然ガスを購入して、フリーポート社が建設予定の液化設備を使用して、年440万トンのLNGをアメリカから輸出することが可能になる。

フリーポート社はLNG輸入のため、05年から大型タンカーが接岸できる埠頭やガス化設備などを建設した。08年に稼働を開始したが、国内でシェールガスの生産が急増したため、LNG輸入が減少。そこで輸出施設への転換を図ろうとした。ほぼ同じタイミングで輸入から輸出に舵を切ったシェニエール社のウェアさんも「最初は、『何をクレイジーなことを考えているんだ』と散々に言われましたが、今では 『グッドアイディアだ』と周囲の反応が激変しました」と話す。

フリーポート社のLNG輸出の最大のネックは100億ドルもの液化設備の建設コスト。事業化のためにも液化設備の顧客として中部電力と大阪ガスとの契約は必須だった。米国より5~6倍高い価格でLNGを「高値掴み」させられている日本にとって、安価なLNGは喉から手が出るほど欲しい。12月5日には非FTA国への輸出の許可権限を持つ米エネルギー省(DOE)が「いかなる仮定においても、LNG輸出はアメリカ経済にとってプラスである」と結論付ける報告書を発表した。

これを受けて、日本でも米国産LNG輸入への期待が高まっている。とりわけ1番早く申請して、輸出許可が下りたシェニエール社のサビーンパスに続き、申請順位2番目のフリーポート社に許可が下りる可能性が最も高い。フリーポート社のゼデニック・ゲリックさんも「中部電力と大阪ガスという顧客を確保していることは、輸出許可の後押しになる」と説明する。

ただし輸出量については限定的だ。ガス生産者にとっては国内だけに閉じられていれば飽和するので新しい売り先(輸出)を作って価格も上げたい。一方、化学メーカーなど使用者側にとっては、安い原料を使い続けたい。折り合いの付いた所で輸出量が決まる。

アメリカの有識者や関係者の意見を集約すると、DOEに申請されている15件以上の輸出計画について、「実際には3~4件ぐらいだろう」という意見が多かった。仮に許可が出たとしても、LNGターミナルの稼働までには数年はかかる。フリーポート社の計画でも商用稼働は17年9月と5年後の話だ。原発が停止して緊急に火力発電用のLNGが必要になった日本にとって、安価なアメリカ産ガスの輸出許可が、すぐに貿易赤字削減に役立つわけではなさそうだ。だが、新たな輸入先の確保は、カタールやマレーシアなど既存の輸出国に対する価格交渉力を高めることにつながるだろう。

日本では安いLNGを買うということが「シェール革命」の焦点としてみなされている傾向が強いが、アメリカにとってLNG輸出は、新たに手にした外交カードの1つに過ぎない。

例えば化学産業。需要が飽和状態にあり、国際競争力も高いとは言えない日本のエチレンプラントは「現状の15基から10基程度に設備を減らさなければならない」(業界関係者)という状況にある。ところが、米ダウ・ケミカルは12年4月、テキサス州においてエチレンプラントの新設を発表した。日本では輸入した原油をナフサにしてエチレンを生産するが、アメリは天然ガスを原料にしてきた。シェールガスのおかげでこれまで以上に安い原料でエチレンを生産できるようになる。この他にも、各業界で安いガス利用を狙った新規プロジェクトが計画されている

この安い天然ガスを利用するべく環境整備が進めば、中国とは違いカントリーリスクの低いアメリカは製造業にとって絶好の生産現場になる。そうすると、日本の製造業が、アメリカに向けて拠点を移すということもありえない話ではない。

アメリカがエネルギーの自給を達成することについて、田中伸男国際エネルギー機関(IEA)前事務局長(現日本エネルギー経済研究所特別顧問)は「アメリカの貿易赤字の6割がエネルギー輸入によるものです。それがなくなるのですから、個人消費の伸びや他部門への投資などインパクトが大きいでしょう」と話す。消費市場としてもアメリカの魅力が一段と高まるということだ。地政学的にも大きな影響を与える。アメリカがエネルギーの自給を達成すれば、中東への関与を減らすのではないかという懸念がある。中東情勢が悪化すれば9割の石油・ガスを同地域に頼る日本にとっては致命的な問題になる。だが「アメリカ一国のエネルギーの独立と世界経済は別物」だという。中東からのエネルギー資源の輸出が止まれば、世界経済が悪化し、アメリカ経済もそれからは免れないからだ。確かにその通りだが、日本の商社関係者は、石油メジャーの社長からこんな話を聞いたという。「シェールのおかけで、中東で死ぬアメリカの若者(兵士)は減るはずだ」。アメリカが中東から手を引くことはないだろうが、関与の度合いを変えてくることもないとはいえない。

アメリカは9・11以降、3兆ドルもの戦費を費やし、中東の安定を維持している。前出のヒューストン大学エドワード・ハーズ教授によると、中東から1バレルの原油を輸入するのに50ドルものコストをアメリカ国民が負担している計算になる。日本など、アメリカに中東の安定化を依存している国に対し、何らかの新たな負担や協力を求めてくる可能性がある。

アメリカのシェールオイル・ガス生産がピークに達するのは、20年頃と予測される。それまでにどのような変化が起こるのか、現時点で見通すことはできない。

それでも「アメリカの不動産は上がる」、「アメリカ株は絶対に買いだ」・・・・・・、日本では感じることのできない好況がやってくる雰囲気が確かにアメリカにはある。そして、それを誰よりも待ち望んでいるのは、他ならぬアメリカ人だ。アメリカが復権したとき、日本は魅力的なパートナーであり続けることができるのだろうか。

石油はどのように汲み上げられるのか?


《石油はどのように汲み上げられるの?》

― 岩石の孔隙中の石油をどう効率よく取り出すか ―

石油は岩石の孔隙中に存在しており、食器を洗うスポンジの中の水によく例えられます。決してプールに存在する水のようにある空間に満ち溢れているわけではありません。種類にもよりますが岩石の孔隙の割合は10~40%程度です。また、孔隙中の石油の割合も様々で、最低でも10%程度は水が含まれています。このような状況で石油を効率よく経済的に生産することは単純ではなく、油田の特性に応じ、計画を慎重に練る必要があります。

最も重要なのは石油を生産するための坑井をどこに何本掘るかです。少なすぎては石油を多く取り残しますし、多すぎては坑井を掘削するための費用がかさんで経済的に見合いません。もちろん、石油を含んでいる量が少ない地域・深度に掘削しても意味がありません。また、1本の坑井からできるだけ多くの石油を生産するため、油層部において水平方向に掘削するようなことも日常的になりました。

基本的に石油は油田のエネルギー(圧力)によって地表に噴出してきます(一次回収)が、坑井の周辺では大きな圧力の損失が起こるため、それを改善して油が流れやすくするように、酸(塩酸等)を圧入して、流路にあたる岩石の一部を溶かしたり、人工的に亀裂を生じさせたりすることもあります。また、非常に重質な石油の場合や生産される石油に水が混ざってきた場合には、全体の密度が大きくなるため、地表まで汲み上げることが困難になってきます。この場合には坑井内にポンプを設置して人工的に汲み上げる、あるいはガスを圧入して相対的な密度を小さくして噴出を促すようなことも行います。

残念ながら、このような努力・工夫にも関わらず、回収できる石油の量は全体の3分1程度です。即ち、3分2程度の石油は取り残されてしまうことになります。この取り残し分を回収するために、水、ガス、薬品等を圧入することがよく行われます。

基本的に石油は圧力によって地表に噴出してくるが、約3分2は取り残されてしまう。そのため、水、ガス、薬品等を圧入してこれを取り出す。

《水や微生物を使って石油を回収する》

石油の二・三次回収

油田が元々持っていた自然の圧力だけでは全体の量の3分2程度は取り残されてしまいます。この第一の要因は、生産が進むにつれて油田の油層圧力が低下してしまうことによるものです。即ち、地表まで石油を噴出させるエネルギーを失っていくことによるものです。そこでこの圧力を補うために、生産した石油の分だけ、逆に何かを油層に圧入する必要があります。ここでよく使われるのが、水や天然ガスです。特に水は比較的に安価に入手できることから広く利用されていますこのように人工的にエネルギーを加えることでさらに石油を生産することを二次回収と呼びます。

油田の性質によっては、圧力を維持するだけでは十分な石油の回収量を得ることができない場合もあります。例えば、石油の流動性(粘性)が極端に低い場合、加熱したり、ガスを混和させたりすることにより、流動性を改善します。前者についてはスチームの圧入、後者については二酸化炭素ガス(CO)や天然ガスの圧入がよく利用されています。また、油層中に存在する水が物理化学的な力(界面張力、毛細管圧力等)により油の動きを邪魔することも起こりえます。この場合は、界面活性剤等の薬品や微生物等を油層に圧入することによって改善が試みられます。このように、物理化学的な性質を変化させて石油を増産することを三次回収と呼んでいます。

最近では、油田の開発に際して地下に存在する量の内、地上に取り出せる量の割合を表す回収率の最大化を計るため、開発当初から二次回収法の適用を検討する例も増えています。回収率は油層内の油を坑井に向かって持続的に流動させる機構である排油機構や油層性状等によって大きく異なりますが、二・三次回収の適用により50%以上の回収率を達成できそうな油田も珍しくなくなりました。

●人工的にエネルギーを加えることでさらに石油を生産することを二次回収と呼び、物理化学的な性質を変化させて石油を増産することを三次回収と呼んでいる。表カナダ・ウェイバーン油田の生産量推移(背景無) (2)

日本人の知らない油田の買い方~第3話 油田現地視察後編~


 

それでは、日本人の知らない油田の買い方~第3話 油田現地視察後編~として続いて見て行きましょう。

前回は油田の現地視察まで終えた所でした。

実際に出てるか確認します。

 

 

それから次に日々の運営の流れ(売り方)や埋蔵量や地権者情報などを再確認していきます。

日々この様に原油が溜まります。

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また、日々採れた原油は電話一本で専門業者が買い取りに来てくれます。

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地面の中の情報

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油田鉱区証明書

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採掘権利証書

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一通り確認が済めばここで視察は終了です。即決しない限り一旦帰国して十分にご検討なさって下さい。
因みに、帰国前にナッシュビルの夜を楽しむのもいいでしょう。

ケンタッキーにはドライブスルー銀行あります(笑)

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牛の顔が真っ白です(笑)

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ケンタッキーのアルバニーで一番いいと言われるホテルです。

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ハンバーガーデカ過ぎです(笑)

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この時期町はクリスマス一色です!

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ナッシュビルの夜(笑)

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ここにもサンタ大集合!何処からともなく推定500人強!

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サンタ!サンタ!サンタ!

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映画コヨーテアグリーで有名なコヨーテアグリー

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盛り上がってます!

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フーターズの金髪お姉さんにデヘ~(笑)顔はお見せできません(笑)

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そんなこんな視察最後の夜を満喫して帰国です。

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もうここまで来たら貴方は油田を購入する気になっておられるでしょうが、一旦帰国して

冷静に判断して下さい。

油田運営にはリスクがあります。

急にでなくなると言う事です。

勿論、過去は勿論のことですが現在も出てる油田を購入するのですから可能性としては低いですが、何があるかわかりません。

しっかりと、リスク・リターンを御判断下さい。

では、次回は実際の手続きの流れをご紹介していきます。

日本人の知らない油田の買い方~第2話 油田現地視察前編~


それでは今回は日本人の知らない油田の買い方の第2話として、実際に現地視察してデューデリする直前までを写真付きで解説していきましょう!
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※デューデリ
デューディリジェンス(Due diligence)とは、ある行為者の行為結果責任をその行為者が法的に負うべきか負うべきでないかを決定する際に、その行為者がその行為に先んじて払ってしかるべき正当な注意義務及び努力のことで、転じて投資やM&Aなどの取引に際して行われる、対象企業や不動産・金融商品などの資産の調査活動である。

「デューデリジェンス」とも発音・表記される。口頭で「デューディリ」「デューデリ」、文章では「DD」と略すこともある。

法務、財務、ビジネス、人事、環境といったさまざまな観点から調査する。不動産に対しては、土地建物の状況を把握する不動産状況調査、権利関係を把握する法的調査に加えてマーケティングを把握する経済調査を行い、対象敷地の鑑定評価の前提条件とする。

合併や経営統合などに伴う、契約締結前に行われたデューディリジェンスの結果は、契約内容に反映され、発見した問題点に応じて価格を決め、また、表明・保証対象とするなどの対応をする。

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では、貴方は購入可能油田一覧から資金面や利回りまたリスク等を把握・検討して購入希望油田を決定したとします。

実際はにはこの段階で仲介者に(弊社に)、調査委託費用(70万円)や買い付け証明書、預金証明書を頂く事になります。これにより売主様から帳簿や採掘権利証や埋蔵量証明書などの書類を頂ける事になり、事前にかなりの情報が取得出来るようになります。預金証明書に関しましては、・・・???と思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、売主様の立場に立って考えて頂くとお分かりの様に、買う意思のない方や、資金の無い方に、大事な資産状況や納税記録また様々な情報開示が出来る訳もなく、例外なく頂く事になっております。

購入油田も決定しいよいよ現地視察の始まり始まりです!
張り切って参りましょう!
今回の例はアメリカはケンタッキー州の油田視察になります。kenta

まずは、成田空港より出発です!出国手続きを突破!CIMG0005

これから長時間タバコが吸えないので搭乗前に鬼の吸いだめ(笑)CIMG0007

そしてフライト!一旦シカゴへ飛びます!CIMG0011

いよいよシカゴ到着です!飛行時間は11時間50分!たまらずここでタバコタイム(笑)
乗り継ぎでテネシー州までもう1フライトあります。CIMG0018

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そしてついにテネシー州の州都であるナッシュビル(Nashville)へ到着!
空港について早速お迎えに来た車に角が!!!(笑)こんなイカした車での数日間・・・
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ナッシュビル国際空港からフリーウェイで約3時間強でケンタッキー州へ!CIMG0030

あたりは一面牧場的風景に!道の両サイドの至る所牛と馬(笑)CIMG0032

それと同時に見えてきます!そこらじゅうに油田が!!!!!!CIMG0031CIMG0038CIMG0045CIMG0043CIMG0049CIMG0047

もうこの時点で貴方のテンションは最高潮になっているでしょう。なぜなら、油田が沢山あると言われても中々理解出来ないものですが、現実にそこらじゅうにある訳ですから!!
そう・・・
井戸を掘る様に小さな油田があるのです!
ここで、誤解のないように申し上げておきますが、皆さん採掘機のサイズが小さいと思いませんか?小規模油田はこれぐらいです!
しかしながら、この採掘機で一日200バレルまで採掘する事が出来る訳です。一日200バレルとは様々な経費引いて毎日100万円以上の利益です!
全自動で毎月3000万円強の利益が出る訳ですから、これで十分ですよね!
よく、怪しい会社ででっかい採掘機を写真で、『これが弊社の油田です』なんて言ってはいますが、総合商社や大手エネルギー会社でもあるまいし、毎日数千万円、月間で数億~10億円の利益が出てる計算になる様な採掘機をよく使用しているな・・・と思います。

油田の購入代金が2億円の案件についてはほとんどがこのサイズだと思ってください。
このサイズと言いますと、ご自宅のリビングの天井より少し高いぐらいでしょうか?
小規模油田とはこの様なものです!

それでは、続けていきましょう。やっとケンタッキー州にたどり着きました

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苦節約24時間・・・やっとのことで弊社保有油田にたどり着きました。一号機

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2号機

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今回は、弊社保有油田をのせてはいますが、実際には購入検討している油田へ行きます。
また、そこに現オーナーを呼び、実際に稼働してもらい運転状況を確認します。

では、今回前篇はこの辺で!

次回後編は更なる核心に迫ります!