石油製品ができるまで


≪石油製品ができるまで≫

開発権の獲得から消費者に届くまで様々な国や企業が関わる

●原油からは、多岐にわたる石油製品がつくりだされる。

●特定の製品だけをつくることはできず、需要と供給の最高の適合性を求めることがむずかしい。

<石油製品のすべては連産品>

身近にある石油製品は、原油を精製する過程でつくられる連産品の数々です。たとえば、車に使用するガソリンも、原油を精製する過程でつくられる製品の一つですが、同時にいろいろな石油製品がつくりだされてきます。

現在は、最新の設備と技術で、限りなく販売の需要に見合う品質と量が製造されるよう、いろいろな対策が講じられていますが、残念ながら、特定の石油製品だけを精製することはできません。需要と供給の最高の適合性を求めるには、連産品産業であるがゆえのむずかしさがあります。

石油産業のしくみは少々複雑なので、我われが日常手にする石油製品はどのようにつくられているか、簡単な流れを示してみました。

【原油から石油製品になるまでの流れ】

開発権の獲得→原油の探鉱→(発見)→試掘→埋蔵量の評価→可採埋蔵量の確認→最適な原油開発計画→原油の生産活動→輸入国(各石油会社)への輸送→備蓄基地、各石油会社製油所で受け入れ→各石油会社で精製、製品化→国内製品基地へ転送→各地区販売拠点に輸送→小売店→消費者(または→需要家工場)

石油産業の活動範囲は、世界的な規模で、上記の各段階にそれぞれの国と企業が存在するメガ・マーケットとなっています。日本の石油産業も、各段階で、各石油会社が活動する広範囲な事業です。1リットルのガソリンも、こうした過程を経てつくりだされたものです。

原油からは、実に多岐にわたる石油製品がつくりだされます。

【バレル】もともとは英語の樽という意味。1バレルは約159リットル。原油の埋蔵量、生産量、精製量、原油単価等の単位を表す用語として、石油業界では、頻繁に使われる。